20161011-01

逃げたがるカメさんに「ちょっと待った!」

これまでの記事で、カメにも感情があり、好き嫌いがあることを説明してきました。
もちろん、カメにもそれぞれ個性があり、性格の違いというものがあります。

臆病な子、人懐っこい子、動くのが好きな子、好奇心旺盛な子……。
どんな子にとっても必要な日光浴。よ~く観察していると、それぞれの性格の違いが面白いほど分かります♪

日光浴が好きな子は、ひたすら岩に上ったままのんびりしています。しかし、日光浴が嫌いな子もいます。そういうカメさんは、水槽やケースから逃げ出そうと必死に動き回っていることが多いです。

カメを飼う飼い主さんは、ちょっとした工夫をして、カメさんが脱走しないように気を付けてあげましょう☆

【日光浴中、カメさんの脱走を阻止するために】

その1 ケースの高さに注意する
その2 ケースにフタを被せる
その3 ベランダや庭に柵を作っておく

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その1 ケースの高さに注意する

日光浴中の事故として多いのが、「カメさんの脱走」。

日光浴が嫌い・外で遊びたい・ケースが狭くて不満……など、脱走してしまう理由はいくつか考えられますが、いずれにしても脱走できない環境を作っておくことが大切です。

まず気を付けておきたいのがケースの高さ。
あまり高すぎたり狭すぎたりすると、直射日光が当たらず日光浴の意味がなくなってしまうかもしれませんが、それでもカメの後ろ足が引っかからない程度の高さは必要です。

 その2 ケースにフタを被せる

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念のため、脱走癖(!)のありそうな子にはフタを被せるとよいでしょう。もちろん、空気穴は必要です。

ガラスのフタなどで完全に覆ってしまうのはNGです!
カメさんが息することができなくなってしまいますし、なにより「ガラス越しの日光浴は意味がない」ともいわれているくらいですので、きちんと直射日光が当たるように工夫してあげてくださいね☆

その3 ベランダや庭に柵を作っておく

日光浴の時はベランダに出すか庭に出すかのどちらかになると思います。

脱走を防ぐ一番良い方法は、日光浴中のカメさんから「目を離さないこと」。
しかし、忙しい飼い主さんにとっては、なかなか難しいことかもしれません。

ですので、万が一ケースから外に出てしまったとしても、ベランダや庭に柵がしてあればそれより外側に出ることを阻止できますよね◎
ベランダが上階の場合、高い位置から転落してしまうと、カメさんの命にまでかかわってしまいます。

集合住宅にお住まいの方は、一軒家にお住まいの方以上に注意が必要です。

 

このように、悪気があってもなくても、カメは脱走を試みる生き物です。
飼い主さんはカメさんのことを本当に大切に思うのであれば、「ちょっと待った!」と引きとめてあげましょう♪

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