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夏はカメの臭いが気になる!臭いの原因と対処法をご紹介

6月も下旬に入り、いよいよ夏本番といったところです。今年も猛暑になるといわれていますが、暑くなると気になるのがカメの臭い。

カメも生き物ですから、特有の臭いを出します。
「私は気にならないけど……」という飼い主さんも多いと思いますが、ペットを飼ったことのない人にとっては、動物の臭いは強烈に感じる可能性があります。

普段は良くても、友だちや親戚などを家に招く機会があるときは家の臭いを気にしなくてはなりません。
しかし、対処しようにも臭う原因が分からなければどうしようもありません。

そこで、今回は、カメのいる部屋が臭う原因と対処法を併せてご説明します。

【カメの臭いが気になる原因まとめ】

その1 排泄物がそのままになっている
その2 食べ残しが多い
その3 こまめに水換えするのが基本

その1 排泄物がそのままになっている

ゼニガメは別名「クサガメ」と呼ばれており、その名前の由来はワキの下から強烈な臭いを出すことだといわれています。
しかし、それは自然環境で暮らすカメが敵を威嚇するときだけといい、実際はクサガメもミドリガメも同じくらい臭います。

というのも、室内飼育においてカメのいる部屋が臭うのは、カメ自体の臭いではないと考えられています。

臭いの大きな原因となるのは排泄物です。
カメは水中で糞や尿を出しており、時間の経過とともに不要物やアンモニアが蓄積します。
それにより水が汚れ、臭いを発するようになります。

その2 食べ残しが多い

カメが臭いが気になる原因のもう一つは、エサの食べ残しです。

カメさんは食に関しても個性があり、エサをきちんと食べる子もいれば、好き嫌いが多く食べ残しが多い子もいます。
我が家のカメさんも、水槽の下に落ちた食べかすまで拾って食べる子と口からこぼれたエサは一切食べない子と2タイプに分けられます。

エサの食べ残しが多い子の方が、水槽が汚れるスピードが速い傾向にあります。
食べ残しが多ければ多いほど水槽に蓄積し、腐敗していきます。

それに加え、雑菌が繁殖することで強い臭いが発生することに。
水中には目に見えない菌がうようよしています。

その3 こまめに水換えするのが基本

夏場は温度と湿度が高い時期です。水温も上がりやすく、菌が活性化するにはちょうどいい環境といってよいです。そのため、水が腐りやすくなります。

また、気温の上昇によりカメの新陳代謝も活発になり、食べるエサの量が増えます。
エサの量が増えれば食べかすも出やすくなりますし、排泄物の量も多くなるでしょう。
冬よりも夏の方がカメの臭いが気になるのはこういった理由からだと考えられます。

排泄物やエサの食べ残し、雑菌による臭いを除去するためにはこまめな水換えが必要。
1日1回、少なくとも3日1回は水を換えることをおすすめします。
我が家の水を汚しやすいカメさんの場合、1日に2回水換えを行うこともあります。

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今回はカメの臭いが気になる原因をいくつかご紹介しました。
ほとんどの場合、カメさんが生活している水に原因があるということが分かります。
水をこまめに換えればある程度は臭いが気にならなくなります。カメさんがストレスに感じない程度に水換えを行いましょう。

「水を換えても臭いが消えない……」という飼い主さんのために、次回は水換えと同時に行いたい臭い対策をご紹介したいと思います。

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