20180326-01

カメも乗車料金がかかるって知ってた?新幹線やバスでカメさんを移動させるときのルール

季節は春を迎えました。気温が安定せず、まだ寒い日もありますが、そろそろカメさんをお散歩させたいと思う飼い主さんも増えてくることでしょう。

以前、引越しの際のカメさんを移動させる方法について記事を書きました。
そこでは飼い主さん自身で車を運転する方法をメインにご紹介しましたが、カメの移動方法はほかにもあります。

そう、新幹線や電車、バスです。
これらの交通手段を使ってカメを移動させることができるため、カメさんに負担のかからない範囲であれば利用しても良いです。

そこで今回は、公共機関を利用してカメを移動させるときの注意点をご紹介していきたいと思います。

【カメを新幹線や電車、バスに乗せるときのルール】

その1 カメも乗車料金が発生する
その2 車内に持ち込む容器には制限がある
その3 他人に迷惑をかけないことが前提

その1 カメも乗車料金が発生する

意外と知られていないのが、カメの乗車時に料金が発生すること。
新幹線や一部の電車ではペットの持ち込み料金を支払わなければなりません。

とはいうものの、人間と同じ切符を買って乗車するというわけではなく、ペットの場合は「手回り品きっぷ」というものが必要になります。
手回り品きっぷは乗車前に駅の改札口(窓口)でペットを見せれば購入できます。
きっぷの料金は1匹につき280円です。
我が家でも、以前カメさんを新幹線に乗せたことがあります。そのとき、乗車券といっしょに手回り品きっぷを車掌さんに見せました。

電車や地下鉄の場合は運行会社によって無料・有料に違いがあるため、事前に確認しておきましょう。
バスの場合は基本的に無料とされています。私も一度も手回り料金を支払ったことはありません。

その2 車内に持ち込む容器には制限がある

カメを公共機関に乗せられるからといって、大きな水槽を持ち込むことはできません。
新幹線の指定席も、カメのために一席とることはできないとされています。
新幹線や電車、バスなどでは車内持ち込み品には制限が設けられています。
また、ペット持ち込みの際はペットの体の一部が外に出てしまうケースはNGです。

さらに、ケースの大きさにも以下のような制限があります。

  • 長さ70㎝以内、タテ・ヨコ・高さの合計が90㎝程度まで
  • 重さ10㎏以内(カメとケースを合わせて)

新幹線や大半の電車はこのように制限されていますが、一部の路線では長さに制限がなかったり、3辺合計がもう少し大きめに設定されていたりするため、手回り料金と一緒に確認しておくと良いです。


大きいカメさんの飼育ケースは3辺合計が90㎝以上あるのでNGです。


100円ショップにて200円で売られているケースなら小さくて頑丈です。

その3 他人に迷惑をかけないことが前提

カメさんを公共機関に乗せるときの前提となるのが、他の乗客に迷惑をかけないことです。
公共機関では容器の大きさだけでなく、「猛獣やヘビはNG」としているように、危害を加える恐れのあるペットを制限しています。そのため、一般的なミドリガメやゼニガメであれば問題ないでしょうが、噛みつきガメなどの種類はおそらく乗車できないと思われます。

それ以外にも、「カメさんの水が酷く臭う……」「蓋のない容器で汚水がこぼれる」「カメさんが暴れてうるさい!」といった場合には、乗車拒否あるいは途中下車となる可能性があるので注意してください。

今回ご紹介したルールを守って、飼い主さんもカメさんも快適に移動できるようにしましょう!

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