20171113-01

カメも下痢になる!朝晩の冷え込みやストレスに注意してあげよう

暦の上では冬に入りました。11月といえども、朝晩の冷え込みが激しい地域も多いのではないでしょうか?

人間でも体調を崩しやすい時期です。カメは人間と同じ、もしくはそれ以上にデリケートな生き物ですから、よりいっそう体調を崩しやすいといえます。
中には、下痢をしてしまうカメさんもいます。
カメの下痢が何日も続く場合、病気の兆候である可能性が高いです。

そこで今回は、カメが下痢になる原因と対処法を解説していきたいと思います。

【カメが下痢になる原因と飼い主さんにできること】

その1 寒さや冷えで消化不良になる
その2 ストレス性の下痢をすることも
その3 風邪や寄生虫などの可能性もある

その1 寒さや冷えで消化不良になる

カメが下痢になるのは、ほとんどの場合、水の温度が低いのが原因だと考えられています。
カメにとっての適温は26~28℃前後だといわれていますから、水道水の状態では温度が低すぎます。カメは自分で体温調節ができないため、体が冷えてしまいます。
そして、食べたエサをうまく消化できず下痢になってしまうのです。

夏は気温も高いため、そこまで冷えを意識する必要はありませんが、冬の時期はヒーターが必須です。
今の時期は朝晩と昼間の温度差が激しいため、飼い主さんによっては保温球を併用される方もいます。
カメさんが下痢をした時は、まず飼育環境を見直してみて下さい。

その2 ストレス性の下痢をすることも

人間はストレスで下痢をすることがあります。カメもそれと同じで、ストレス性の下痢である可能性も高いです。
ペットショップから家にお迎えしたばかりの頃や引っ越しで環境が変わった時などに一時的に下痢をすることがあります。そのカメさんの性格にもよるようです。

日光浴が嫌いな我が家のミドリガメさんは、日光浴中に下痢をすることがあります。
また、気の弱いゼニガメさんは、他のカメと一緒にすると柔らかいフンを出すことがあります。

そのカメさんによってストレスの感じ方が違います。飼い主さんは、よく観察してその子の好き嫌いや性格を見極めてあげましょう。

その3 風邪や寄生虫などの可能性もある

カメが下痢をする原因として、ほかにもさまざまなものが考えられます。
例えば、エサの量が多すぎることで消化不良になり、下痢を起こすことがあります。
また、鼻水が出ていたり口を開けていたりする場合、カメの下痢が風邪の症状である可能性が高いです。

さらに、頻繁に下痢をするカメさんは、体内に寄生虫がいる恐れもあるため、カメのフンを観察してみてください。小さな虫のようなものがいたら可能性大です。
ペットショップでお迎えしたカメさんであればほとんどないと思いますが、池や川などで捕獲したカメさんには寄生虫がいる確率が高いです。

カメは非常にデリケートなので、下痢をした原因を判断するのが難しいです。
水温の調節や飼育環境の改善であれば飼い主さんにもできますが、風邪の治療や寄生虫の除去などは獣医さんに任せるのが一番です。
カメの下痢が続いたり気になる症状がある時は、カメの病院で診てもらいましょう。

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