20170925-01

カメさんを散歩させよう!カメを外出させる時に注意したいこととは?

前回の記事では、カメのダイエット&肥満対策の一つとして「ウォーキング」をご紹介いたしました。

本来、ミドリガメやゼニガメは水棲ガメですから、陸上を歩かせる必要はないと考えられています。

しかし、飼い主さんの多くは、ペットのカメさんを散歩させていると言います。
それは、カメさんが「喜んでいる」と感じるからではないでしょうか?

もちろん、注意しなければならないことはたくさんあります。
カメにとって、外の世界は「興味深い所」であり「危険が多い所」でもあるからです。

今回は、カメを外出させる時に気を付けることをご説明していきたいと思います。

【カメさんのお散歩をする時の注意事項】

その1 いきなり遠出はさせないこと
その2 常にカメさんを監視していること
その3 気温や天候によっては散歩を中止すること

その1 いきなり遠出はさせないこと

「さあ、カメさんを散歩デビューさせよう♪」と張り切りたい気持ちは分かりますが、いきなり家から離れた公園などに連れて行くことはやめましょう。

まずは、家の敷地内を歩かせて、外の世界に慣れさせることが大切です。
その際は、カメさんをプラスチックケースに入れて連れて行くと飼い主さんの負担が減ります。

また、甲羅の直径が15㎝に満たないようなカメさんを外に出すことはあまりおすすめできません。
環境の変化がストレスになってしまう可能性がありますし、万が一迷子になってしまった時に、大きいカメさんに比べて発見できる確率が非常に低いからです。

その2 常にカメさんを監視していること

外出に慣れていないカメさんは、外の世界に興味津々。
我が家のカメさんも、最近ようやく散歩デビューしたばかりなので、外出させると頭をキョロキョロさせています。

「カメは足が遅い」というイメージがあるかもしれませんが、実際は予想以上に足が速く、少しでも目を離すとトコトコと歩いて行ってしまいます。
家の敷地内ならまだしも、道路には人や動物、自転車、車など危険がいっぱいです!
飼い主さんは、常にカメさんを監視して、カメさんが危険にさらされないように気を付けてください。

また、食欲旺盛なカメさんは、庭に生えている草を食べてしまうことがあります。
毒性を持つものがないとは言い切れないため、カメの口元にも注意しましょう。

その3 気温や天候によっては散歩を中止すること

人間であれば、雨の日は傘を差して出かけることができますが、カメはそういうわけにはいきません。
雨に当たって風邪を引いてしまう恐れがあるので、カメの散歩は雨天中止にしましょう。
真冬の寒い時期も同じです。人間でも寒さで「冷え症」を起こすくらいですから、カメの体も冷えてしまいます。

逆に、日差しが照りつける真夏の時期も注意が必要です。
カメは熱中症になりやすい生き物なので、熱い地面や直射日光が当たり続ける場所を長時間歩くのは危険です。
どうしても夏に散歩させたいのであれば、日陰を選んで歩かせましょう。

我が家のカメさんは、もう少し散歩に慣れてきたら公園デビューさせたいなと思っています。
初めての場所で初めての景色を見るカメさんの驚く顔が楽しみです!

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