20170328-01

カメの水カビに消毒液!?その使い方を解説!

前回の記事では、水カビ病を治す方法についてご説明しました。

飼育環境の改善や毎日の日光浴を行っても、なかなか治ってくれないのがこの病気の厄介なところです。
「なにをやっても治らない!」という飼い主さんは、最終手段に出るしかありません。

……ということで、今回は、前回お知らせしたとおり、イソジン(きず薬)を使用した水カビ病の治療方法について解説していきます。
飼い主の皆さん、イソジン(きず薬)のご用意はよろしいでしょうか?

【消毒液を使った水カビ病の治療方法とは?】

その1 “薬浴”でばい菌をやっつける
その2 日光浴はやっぱり大事
その3 消毒液を“塗る”のもアリ

その1 “薬浴”でばい菌をやっつける

まず、カメさんを薬浴させるためのプラケースを用意します。
普段使っている水槽だとニオイが付いてしまうため、専用のものがおすすめです。

そこに、水:イソジン(きず薬)を9:1 の割合で入れてください。もっとも、「水が~リットルだから……」などと厳密に量る必要はありません!あくまでも感覚でOKです。
カメさんが水を飲んでしまわないよう、浅めに張っておきましょう。

そこに、カメさんを入れます。これが“薬浴”です。
薬浴の時間は30分~1時間くらいがいいといわれていますが、子ガメには負担が大きいので、もう少し短い方がいいかもしれません。我が家のカメさんを治療した時は、10分くらいで済ませました。

その2 日光浴はやっぱり大事

薬浴が終わった後は、日光浴です。
水カビ病を治療するキーポイントとなるのは、やはり身体を乾燥させること。

晴れた日に外で日光浴させるのが理想的なのですが、真冬の寒い時期にカメさんを長時間外気にさらすわけにはいきませんよね。

そんな時は、バスキングライトを使いましょう。
カメさんを水の入っていないプラケースの中に入れ、3時間ほど置いておきます。
ただ、この方法は、外での日光浴に比べると効果は薄いかもしれません。

その3 消毒液を“塗る”のもアリ

「大切なカメさんを薬浴させるのに抵抗がある」という飼い主さんも少なくないと思います。実際、私が薬浴させた時も、恐る恐るでしたから。

そんな時は、日光浴をした後に消毒液を“塗る”という方法をお試しください。
カメさんの身体が完全に乾いたなと思ったら、薄めたイソジン(きず薬)をスポンジなどで塗っていきます。これなら、カメさんの口に入る心配もありません。

その後、もう一度身体を乾燥させてやります。水槽に戻す前にカメさんの身体をすすいで終了です。

水カビを完治させたい気持ちは分かりますが、あくまでもカメさんに負担がかからないように注意しましょう。焦らなくとも、根気よく治療していけばちゃんと治りますよ♪

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