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柴犬に会える、愛犬と一緒に行けるカフェバー

DINING CAFÉ あん子の庭

つぶらな瞳、黒々とした大きめの鼻、ピンと立った三角の耳、くるりんと巻いたしっぽ…。愛くるしい柴犬は昔から、日本の風景、日本人の暮らしにしっくりなじんでいる日本犬の代表ではないでしょうか。

2017年4月18日、仙台駅東口から徒歩約8分、仙台アンパンマンこどもミュージアム&モールの近くにオープンした「ダイニングカフェ あん子の庭」にお邪魔しました。

夕暮れ時、エントランスのガラスドアから温かい灯りが漏れています。ガラスドアの向こうにいる2匹の柴犬の姿に思わずほっこり。

手前が先輩格のあんこちゃん(推定9歳)、奥がくるみちゃん(3歳)。柴犬好きなら、ここでついつい見とれているうちに時間が過ぎてしまうかもしれません。

店内には、左手のテーブル席と、右側のバーカウンター席、表情が違う2つの顔があります。テーブル席は、椅子とテーブルが1セットずつゆったり配置され、他のお客様と隣合わせにならないため落ち着いて過ごせます。扉を開け放つと外はウッドフロアとひとつながりのテラス席。陽気の良い季節は気持ちが良さそうです。

椅子やテーブルは木とアイアンで統一され、よく見るとソファ席やフレンチスタイルなど、一つひとつデザインが異なります。床は木質フロアとヘリンボーンのタイル、天井や壁はぬくもりがある漆喰仕上げ。インテリアや小物、BGMのセレクトもおしゃれです。

食事のラストオーダー後のバータイムは、テーブル席をクローズして、おつまみと自家製スイーツ、お酒が楽しめる雰囲気のいいカウンターバーに様変わり。カクテルメニューは約50種、アイリッシュコーヒー、ホットチョコレートカクテルなど、月変わりのカクテルもご用意。バーテンダーが常駐しているので、おまかせカクテルや、お好みカクテルのオーダーもできます。

◆いるだけ、見るだけで癒される柴犬

 

以前、バーに勤務していた落合さんが、自分の店を持ちたいと独立。「あんこたちをいつも近くに置いておきたいから」と、落合さんがワンちゃんたちと一緒に店に出勤しています。普通のおしゃれなカフェに、たまたま柴犬がいる、というイメージなのです。名前はあんこのガーデンのイメージでつくったため、「あん子の庭」と名付けました。

 

 

 

 

先輩格のあんこちゃん(推定9歳)と、後輩のくるみちゃん(3歳)は、動物管理センターから譲り受けワンちゃんです。特にあんこちゃんは、6~8歳位のときに迎えたため、落合さんに馴れるまで半年ぐらい時間がかかったそう。くるみちゃんを迎えた当時はお互いの存在に興味をもたず、喧嘩をすることもありませんでした。「年上の子が年下の子の面倒を見るようになります。今はくるみがあんこをお母さんと思っているのか、べったり甘えています」と落合さん。難しそうに見える「2頭飼い」ですが犬同士のつながりができて、飼い主さんが忙しいときも淋しくないようです。

落合さんが思う犬の魅力を聞くと「犬を飼ったことがある人にしかわからない魅力があります。犬が可愛いと飼う方は多いと思いますが、実際に飼うと手間がかかります。手間と気持ちのギャップが気にならない人は、犬にハマりますね」。動物愛護センターから2匹を引き取った落合さんだからこそ、感じるところもあるのでしょう。

営業中、あんこちゃんは寝ていることが多く、くるみちゃんは一歩引いて様子を見ていることが多いそうです。やはり動物が好きな方や犬が好きな方、犬に癒やされたい人が多く訪れ、2匹の看板犬の写真を撮ったり、なでたり、話しかけたり。「触られても反応しませんし、なつきませんが、威嚇したり噛んだりすることはありません(落合さん)」。今まで犬同士や犬と人のトラブルもなく、安心です。

「あん子の庭」は、昼間はワンちゃん連れの方、愛犬の散歩の途中に立ち寄る方も大歓迎。犬との触れあいを目的としたドッグカフェではないため、ペット用の食事やペット用品は用意していないので、お客様ご自身が用意すること。また、必ずリードにつなぐかケージに入れて入店してください。

◆人気のスイーツとカフェめし

人気のカフェメニューは「ダッチベイビーパンケーキ」です。ドイツ生まれの、スキレットを使いオーブンで焼いたパンケーキで、米粉を使用しているため、外はカリカリ、中はもちっとした食感です。「キャラメルバター(800円)」と「あんことくるみ抹茶アイスのせ(850円)」など、トッピングは毎月変わります。

ダッチベイビーパンケーキ

ランチは、オムライス、牛すじカレーなど洋食メニューが充実。ドリンク付きで900円~。プラス200円で、手作りデザートも楽しめます。
ディナータイムのおすすめは、「カフェめしセットメニュー」です。具沢山ワンプレートとワンドリンク(お酒もOK)のセットで、カフェめしは「十六穀米のトマトスープご飯、十六穀米のクリームスープご飯、タコライス風サラダ丼」から選べます。いずれも野菜がたっぷり、ヘルシーな味わいです。

十六穀米のクリームスープご飯

ワンちゃんと出会えるカフェ、そしてワンちゃんと一緒に食事やお茶ができるカフェ。
「こんな店がほしかった」とお客様から言われるのが、うれしいと言う落合さん。「自然体でくつろいでほしい」と話しています。冬は、暖かい店内で、暖かいドリンクやホットカクテルで暖まってはいかがでしょうか。もちろん、あんこちゃんとくるみちゃんが迎えてくれるので、癒やし度はMAXです。

名称DINING CAFÉ あん子の庭
交通●JR仙台駅東口から徒歩7分
●地下鉄東西線「宮城野通」駅 北1出口から徒歩7分
所在地宮城県仙台市宮城野区鉄砲町西1-8 1階
電話番号022-256-3790
定休日無休 ※年末年始休暇あり
営業時間ランチ11:30~15:00 (14:30L.O. )
ディナー18:00~翌0:00 (料理21:30 L.O. 、ドリンク23:30 L.O.)
日・祝: 11:30~19:00 (料理18:00 L.O.、ドリンク18:30 L.O.)
駐車場なし ※近隣に100円パーキングがあります。
URLhttps://www.facebook.com/anko.418/

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