茶道具 青峰堂(せいほうどう)
JR仙台駅から車で約20分、仙台市太白区にある「青峰堂(せいほうどう)」は、猫茶道具がいっぱいの茶道具店です。敷地内には「青峰堂」のほか、森のパン工房「Au fournil du bois(オ フルニル デュ ボワ)」や昔ながらの古民家を改装した蕎麦処「初代 伝五郎」、広い駐車場があり、買い物とグルメが一度に楽しめるスポットになっています。
「青峰堂」は、1975年にオープンし、茶道具を扱って40年余り。店内には質の高い一点ものから初心者向けの茶道具まで100点以上が揃うほか、店の奥にある茶室では茶の湯教室や月一回の「和菓子とお抹茶のレッスン」を開催しています。
格子戸を開けると「ニャー」と迎えてくれるのが、看板猫の「のんこ店長」(お迎えは、そのときのご機嫌次第)。6年ほど前、野良猫だったのんこ店長(正式名は「のんこう」)がお店に遊びに来るようになり、猫好きのオーナー家族が保護。当初は脱走したこともありましたが、半年ほどでお店にすっかりなじんだそうです。
そして、「可愛い猫がいるお店」として口コミで徐々に広がり、テレビや雑誌でも取り上げられ、あっという間に店長に昇進するというスピード出世を果たし、名刺もつくってもらいました。
のんこ店長を抱っこしているのは、猫グッズのデザインを手がける佐藤志帆さん。「お茶が好きな方で、猫も好きという方は多いですね。お茶というと敷居が高いイメージをもつ方もいらっしゃいますが、猫をきっかけにお茶に興味を持っていただけたら嬉しいです」と話しています。
これらの猫の茶碗、肉球模様が入った茶しゃく、茶筅、茶コシ缶、帛紗(ふくさ)など、基本的な猫茶道具一式はすべて佐藤さんがデザインしたオリジナル。ほぼ国産の手作りの商品です。茶道用に購入する方はもちろん、気軽に抹茶を点てて楽しみたい方にも喜ばれています。
これは、和菓子にも合う小皿(猫のワンポイント入り)、猫が喜ぶまたたびのお香と猫のお香立て。お茶関係では、猫のイラスト入りパッケージのお茶、お茶のお稽古用のバッグ、リバーシブルコースターなどがあります。
こちらは猫グッズコーナー。ストラップやエコバッグ、手ぬぐい、メモなど、可愛い猫グッズが充実。自分用の癒やしや猫好きさんへのプレゼントにどうぞ。
のんこ店長の主な仕事は、店内のパトロールと接客です。昨今の日本では、黒猫は「福猫」として、商売繁盛や魔除けの象徴として大切にされています。
接客上手ののんこ店長は、お気に入りのお客様に人懐っこくご挨拶をしたり、手をペロペロ舐めたりと大サービスします。ただし、のんこ店長の出勤と接客サービスは、本人(本猫)のご機嫌次第。なので、会えた人、接客してもらったらラッキー、幸運が舞い込むかも?
広報担当として取材を受けるのものんこ店長の仕事。のんこ店長が洋服を着ているのは、取材用ではありません。保護した当初、皮膚病の治療薬をなめないようにと洋服を着せた名残り。猫は一般的に服を着ませんが、洋服を着るのも違和感なく、オシャレを楽しんでいる様子。黒にピンクの洋服が似合っていますね。
また、「青峰堂」では、毎月22日(祝日の場合、前日)、猫のねりきりを販売しています。仙台市太白区にある親しい和菓子店と相談して、毎回材料や味を変えて発売。
形は猫の後ろ姿と肉球をモチーフにしています。味は毎回変わり、1月はバレンタイン仕様で、黒猫はこしあんをチョコあんで作った生地で包んだもの。ピンクの猫は、白あんをいちごあんの生地で包んだもの。甘すぎない上品な味わいで、お抹茶や緑茶、コーヒーとの相性も抜群です。4個セットで1620円(税込)。予約店頭販売のほか、通信販売も受け付けています(次回は2月22日予約開始)。
珍しい猫の和菓子(ねりきり)で、しかも月に一度しか買えないオリジナルデザインと、特別感がいっぱいです。
プロデュースした佐藤志帆さんは「猫をきっかけに、ぜひお茶や茶道の世界、日本の美味しい和菓子に触れてほしい」と話しています。
名称 | 茶道具 青峰堂(せいほうどう) |
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交通 | JR仙台駅から車で約20分 | 所在地 | 宮城県仙台市太白区鈎取本町1-17-20 |
電話番号 | 022-245-5387 |
定休日 | 日曜・祝日 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
駐車場 | 敷地内(共有)、無料 |
URL | http://seihoudou.blog35.fc2.com/ |
オンラインショップURL | http://seihoudou.cart.fc2.com/ |