カメは暑さに弱い…夏は室温に注意!エアコンの代わりになる冷却アイテムをご紹介します
いよいよ本格的な夏が到来し、厳しい暑さとの戦いが始まります。
暑さが苦手なのは人間もカメも同じです。
カメは自分で環境温度を調整することができませんから、飼い主さんがしっかりと管理してあげる必要があります。
特に、カメさんを残して外出する時は注意が必要です。
ベランダや庭に水槽を出しっぱなしなんていうのはもっての外ですが、室内であっても温度に気を付けなければなりません。
でも、エアコンじゃ冷えすぎるのでは?と心配な方もいるでしょう。
そこで今回は、カメの飼育に使える冷却アイテムをご紹介したいと思います。
【カメの環境温度は何℃がベター?冷却アイテムをご紹介】
その1 室温は28~32℃がベター
その2 冷風扇はマストアイテム
その3 小型の冷却アイテムも活用可
その1 室温は28~32℃がベター
ミドリガメやゼニガメの場合、水温が低すぎても高すぎてもいけません。
水温は室温に影響されるため、カメの過ごす室温を調節する必要があるのです。
例えば、室温が30℃の場合、水温は少し遅れて30℃に近づいていきます。
カメにとって望ましい水温は24~29℃といわれています。
夏の室温は大体28℃くらいがベター。高くても32℃を超えないように注意しましょう。
念のため、普段からカメさんの水槽に水温計を付けておくと良いです。
特に南向きの部屋にカメさんを置く場合、環境温度に十分留意してください。
その2 冷風扇はマストアイテム
最近人気の“冷風扇”はご存じでしょうか?
冷風機の中に水を入れ、その水が蒸発するときの気化熱を利用して冷たい空気を出すというものです。
「エアコンの風じゃ冷えすぎるけれど、扇風機じゃ暑いし……」という悩みを解決するのにぴったり!
冷風扇の周りしか涼しくなりませんが、室温が下がりすぎるという心配がありません。
コンパクトサイズのものでも2~3時間は冷風が出ますから、ちょっとした外出の際に便利です。
エアコンの電気代が気になるのであれば、大きめの冷風扇がおススメ。
氷を入れて使うとかなり涼しい風が出てきますよ!
室温が上昇しやすい環境の場合、エアコンと冷風扇を併用することでかなり室温を下げることができます。
その3 小型の冷却アイテムも活用可
初夏や夏の終わり、また室温がそこまで上昇しない環境であれば、エアコンや冷風扇を使うまでもないかもしれません。
そんなときは小型の冷却アイテムを活用するのもアリです。
例えば、クリップ式のミニ扇風機。
電池やUSBで動作するものが多く、水槽に直接付けられるという利点があります。
ただし、安価なものだと故障しやすいだけでなく、発熱することもあるので注意。
ベビーのカメさんで水槽がまだ小さいのであれば、パソコン用の冷却パッドを下に敷くという手もあります。
USBコンセントにケーブルをつなげば、どこでも使えます。
ただし、冷却パッドは耐荷重が20~25㎏のため重い水槽は乗せられません。
水槽の水がこぼれると故障する恐れがある点がデメリットです。
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今回は、カメの環境温度、飼育に使える冷却アイテムをご紹介しました。
長時間の外出などで室温の上昇が不安な方は、エアコンをつけるか信頼できる方にカメさんを預かってもらうようにしてください。
せっかくのサマーバケーションですから、心おきなく楽しみたいですよね。
カメさんにとっても飼い主さんにとっても素敵な夏が過ごせますように!