朝晩が冷えはじめたら要注意!カメの寒さ対策をしよう
今年も残りはや2ヶ月あまり。いよいよ11月を迎えようとしています。
住んでいる地域にもよりますが、そろそろ朝晩の冷え込みが厳しくなってきたと思います。
飼い主の皆さんが「ちょっと寒いかな」と感じるということは、カメも同じように寒さを感じているはずです。
我が家では、毎年10月下旬頃からカメさんの寒さ対策を始めます。
朝晩の冷えでカメさんが体調を崩したら大変!
風邪を引く前にしっかりと寒さから守ってあげましょう。
そこで今回は、すぐにできるカメの寒さ対策をいくつかご紹介します。
【10月から始めたい!カメを寒さから守る方法】
その1 ヒーターの取り付けは必須
その2 カーペットや毛布を敷く
その3 カイロやアルミシートを使う
その1 ヒーターの取り付けは必須
まず、寒い時期にカメが健康を保つためには、水槽用ヒーターが必須となります。
ミドリガメやゼニガメなどの水棲ガメの場合、冷えてきたなと思ったら、必ずヒーターを付けてあげましょう。
水温が20℃を下回ると食べたものを消化できずに体調を崩しやすくなります。
そのため、20℃を下回らないように、カメの適温である25℃を保てるような環境づくりを行います。
複数のカメを飼っていてコンセントが足りない場合は、電源タップを使用すると良いです。
コードが絡まないように気を付けなければなりませんが、一度にいくつもヒーターが入れられるので我が家でも重宝しています。
冷え込みの厳しい地域では、一般的な水中ヒーターだけでなく、底面ヒーターなどを合わせて使用する場合もあるようです。
また、
バスキングライトや保温球などを併用すると太陽光を再現できるため、カメが活動しやすくなります。
その2 カーペットや毛布を敷く
畳の部屋はぬくもりを感じますが、床がフローリングになっている部屋の場合、底冷えが起こりやすくなります。
水槽をフローリングの床に直接置くと水温が下がってしまうことがあるため、床にも何かしら寒さ対策を行った方が良いです。
厚めのバスタオルやラグマット、ジョイントマットなどを敷くだけでも多少の効果は期待できます。
断熱性が高く結露予防になるため、コルクマットもおすすめです。
我が家では要らなくなった布団毛布を床に敷き、その上にカメの水槽を置いています。
飼い主さんの中には、電気カーペットを敷いている方もいます。
その3 カイロやアルミシートを使う
特に寒い日やカメさんを連れて外出する際などにおすすめなのがホットカイロです。
水槽の底(もしくは側面)に貼ることで、保温作用が期待できます。
毛布やダンボールなどで水槽を包んだ上から貼れば、やけど防止にもなり、より保温されるので一石二鳥です。
ただし、カメさんが息苦しいと感じないよう、空気穴は開けておいてください。
100円ショップで売られているアルミシートも寒さ対策に使えます。
レジャーシートやお風呂の保温に用いられており、窓ガラスなどに貼ると断熱効果があるといわれています。
アルミシートで水槽の周りを囲ってやれば、暖かいだけでなくカメさんが落ち着いて過ごすことができます。
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今回は簡単にできるカメの寒さ対策についてご説明しました。
カメは寒さに弱い生き物です。特に、生まれて間もない赤ちゃんカメは朝晩の冷え込みで体調を崩しやすいため、水温が低くならないよう注意が必要です。こまめに温度計で水温を計り、25℃前後をキープしてあげましょう。
ただし、カメさんを冬眠させる場合は勝手が異なります。
そこで、次回からは、カメの冬眠についてお話させていただきたいと思います。