カメさんの爪が長い時!カメの爪切りを行う前にできる対処法をご紹介
カメさんのお世話をしていると、「カメの爪が痛い!」と感じる飼い主さんは多いと思います。
自然界で生きるカメは川や池などにある岩や砂などで爪が削られていきます。
そのため、ペットとして飼われているカメさんに比べると爪が伸びにくいといわれています。
ペットのカメさんは爪が伸びやすいため、爪切りを行う飼い主さんも少なくありません。
しかし、カメの爪切りはやり方を間違えるとカメさんがケガをしてしまう恐れがあります。
そのため、カメの爪切りはむやみやたらに行わない方が良いでしょう。
そこで、今回は、カメの爪が長いときの対処法についてご説明します。
【カメの爪が長くなった!すぐにできる対処法とは】
その1 手袋を装着する
その2 単独飼育にする
その3 床材を変えてみる
その1 手袋を装着する
リクガメさんの場合は爪切りを行う方が多いようですが、ミドリガメやゼニガメなどの水棲ガメの場合、爪を切らないからといって大きな障害が出る可能性は低いです。
むしろ、爪は食べ物を裂くときに使う大切なものですから、カメにとってはなくてはならないものです。
カメの爪切りが必要になるケースにはさまざま考えられますが、爪を切る前に対処できる場合がほとんどです。
例えば、飼い主さんが痛いと感じるなら。
特に、オスのカメはメスのカメよりも爪が長く伸びる特徴があるため、ふとした拍子に引っ掻かれるとかなり痛いです。
しかし、これはお世話をする際にゴム手袋や軍手をはめれば解決できると思います。
まずは“飼い主さんが防御すること”を考えてみましょう。
その2 単独飼育にする
一つの水槽に複数飼育している場合、カメの爪が長いことで他のカメに危害が加わる可能性があります。
カメさん本人に悪意はなくとも、皮膚を引っ掻いてしまったり目に入ったりすると思わぬ怪我に繋がります。
この場合、水槽を二つに分け、単独飼育を行うことで防げます。
カメは単独飼育が基本ですから、むしろ、その方がカメにとっても理想的な環境になるでしょう。
万が一カメの爪による怪我や事故が起きた場合は、獣医さんに相談してください。
その3 床材を変えてみる
飼育環境を自然界に近づけることで爪の伸び過ぎを防ぐことが可能です。
水槽の底に砂利や石、岩、レンガなどを置いておけば、自然に爪が削られていくため爪が長くなりにくいと考えられています。(ただし、砂利は食べてしまう子がいるため注意が必要です。)
水槽の底に上記のようなザラザラしているブロックなどを敷くことで、すでに爪が伸びている場合でも多少効果が期待できます。
床全体に敷くのが難しい場合、爪とぎ用のレンガを一つ置くだけでも良いです。
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今回はカメの爪が長いときの対処法をいくつかご紹介しました。
結論からいうと、基本的にはカメの爪切りは絶対に行わなければならないものではありません。
実際、私もカメの爪切りは一度しか行ったことがありません。
カメの爪切りは想像以上に大変です。そのため、飼い主さんの中には獣医さんに切ってもらうという方もいます。
どうしても自宅で爪を切る必要があるという場合、カメのストレスにならないよう、また、怪我のないように行わなければなりません。
次回は、カメの爪を自宅で切るときの注意点についてご説明していきたいと思います。