ミドリガメとゼニガメを一緒にしたらケンカするの!?
カメの魅力に虜にされてしまった飼い主の皆さんは、他の種類のカメも飼ってみたいと思うことでしょう。
実際、ミドリガメを飼ってからゼニガメを飼い始める人もいますし、その逆のパターンもあります。私の場合は前者です。また、カブトニオイガメやイシガメ、リクガメを同時に飼っているという人もいるようです。
ペットとしてお迎えするカメの中でもポピュラーなミドリガメとゼニガメ。この二種類を同時に飼おうと考えている飼い主さんは、多くの人がこのような疑問を抱くことでしょう――「一緒にしたらケンカするのかな?」と。
そこで、今回は違う種類のカメを一緒にしたらどうなるのかお話しさせていただきます。
【ミドリガメとゼニガメは仲良くなれる?】
ケース1 喧嘩する、牽制し合う
ケース2 お互いに干渉しない
ケース3 意外と仲良くなる
ケース1 喧嘩する、牽制し合う
一般的にはこのケースが最も多いのではないでしょうか。
カメは基本的にマイペースを好む生き物ですから、飼い主さんにさえ構われるのを嫌がります。
同じ水槽内に他の誰かがいればあまり良い気分ではないと思います。お互いに牽制し合ってしまうかもしれません。
体の大きい方が強い傾向にあり、小さい方が委縮してしまうことがほとんどです。結果的に小さいカメさんの方に精神的な負担が大きくなるといえます。ストレスでエサを食べなくなることもあるので、健康上の問題が生じる恐れもあります。
また、どちらかが相手の尻尾を噛みちぎってしまった例もあるそうです。
最悪の場合を想定し、生活スペースを分けた方が無難です。
ケース2 お互いに干渉しない
市販されている水槽の中に同居させるのはかなりの冒険です。
しかし、かなり広めの飼育スペースであれば、お互いに存在を気にしないというケースもあります。
例えば、長方形の衣装ケースやジャンボサイズのタライなどを水槽の代わりにすることもできます。カメさんが十分に泳ぎまわれるスペース、陸地が確保されていれば同居させても上手くいくことがあります。
ただ、この方法には家の内外に相当なスペースを必要とします。実現が困難なのは間違いありません…。
ケース3 意外と仲良くなる
ミドリガメとゼニガメ……心配しているほど相性が悪いわけではないようです。
我が家のカメさんを短時間だけ一緒にしてみたところ、意外と仲が良さそうにみえました♪写真の子は気性の荒いミドリガメさんですが、隣にいるのは温厚な性格のゼニガメさん。特に睨み合うこともなく、仲良く日光浴していました。
むしろ、ミドリガメ同志、ゼニガメ同志を一緒にした時の方が、争いが激しかったと記憶しています。
一緒にさせても問題なさそうな二匹でも、やはり普段は別の水槽で飼ってあげた方が良いと思います。カメだって人間と同じで、突然ケンカする可能性がありますからね。