あなたのカメさんは女の子？それとも男の子？

前回はカメの大きさについてご説明し、その中で雄と雌によって成体の大きさが違うことがお分かり頂けたと思います。

では、雄と雌――カメの性別は、どうやって見分ければよいのでしょうか？

今現在カメを飼っている方であれば、その子が女の子か男の子かは気になるはず。
性別特有の病気もあり、場合によっては病院に連れて行かなければならないケースもあるため、飼い主さんはカメの性別をある程度予想しておいた方がいいと思います。

そこで、今回は、“カメさんの性別をどうやって見分けるか”についてご説明いたします。

【カメの性別を見分ける方法】

カメの性別を判断する方法として一般的なのがこの方法。
上の写真の一枚目と二枚目の違い、お気づきでしょうか？

注目してほしいのは、カメさんの尻尾。
上の子の尻尾は細く短いですが、下の子の尻尾は長く太いですよね？
まず高い確率で上の子は雌、下の子は雄だといえるでしょう。

また、肛門の位置も雄と雌で違います。カメの肛門は尻尾の裏側にあります。
雄は肛門の位置が尻尾の付け根から離れた所にありますが、雌は肛門の位置が尻尾の付け根に近い部分にあります。

カメさんの甲羅が10㎝くらいになれば、この方法である程度性別の判断が付くと思いますよ！

次に、ツメの長さを調べてみましょう。

ツメといっても、カメの手(前足)のツメです。極端に長かったり、そうでもなかったりすると思います。結論からいいますと、雄の爪は長く、雌の爪は短い傾向があります。

雄の爪が長いのは、交尾の時に必要なのと、自然界で生きる動物本来の“縄張り争い”をするためだといわれています。

しかし、この方法も、カメさんの甲羅が10㎝程度にならないと難しいかもしれません。

皆さんの家族がミドリガメだろうとゼニガメだろうと、成体であれば一目瞭然ともいえるでしょう。

25㎝前後、またはそれ以上大きい個体であれば雌である可能性は高く、雄であればまず30㎝まで成長することはないでしょう。

また、ゼニガメさんの場合、雄と雌で明確な違いが出るそうです。
雄は成体になると“黒化”します。黒化すると首の横にある特有の模様が薄れ、真っ黒になることさえあるのだとか。逆に、雌の場合は成体になっても特に変化はありません。

人間と同じく、カメにも性別によって様々な違いが見られます。
「我が家のカメさんは女の子？それとも男の子？」と、気になる方は、是非今回の記事を参考にしてみてください♪
カメさんは繊細な生き物なので、持ち上げる時は「ゆっくりと」を心がけてくださいね☆