ノミの寄生は防げる?犬をノミから守る4つの対策
ノミというのはペットが発している熱、二酸化炭素などを感知して、体に飛び移ります。
犬に洋服を着せても、ペットの足や顔などから入り込んで、皮膚の柔らかい部分や犬の口の届かない場所に移動していきます。
犬にノミが寄生するのを完全に防ぐというのはまず不可能です。
あまり外に出さないから大丈夫!と思われる方もいるかもしれませんが、ノミは室内でもどこから侵入してくるかわかりません。
また、仮に散歩の回数が月に1度だったとしても、その1回でノミが体にくっついていれば室内に入り込み、そこで増殖することもあるのです。
では、ノミを見つけた時にはどうすべきで、今後ノミが寄生しないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。
■ノミに刺された時の対処法
ノミがついたら潰してしまえば良いと思われている方もいるかもしれません。
しかし、ノミというのは極めて動きの早い生き物ですし、体高も薄いのでなかなか潰すことができません。
ノミの体内には寄生虫がいることもあるので、潰してしまうのは衛生面においてリスクが高いのです。
・ノミはセロテープで
我が家ではこの方法がとても効果的でした。
潰そうとしてもなかなか潰れないノミを一撃で捕まえることができ、なおかつ潰れないので寄生虫に触れるリスクもありません。
ただし、犬の毛にくっついて毛が抜けてしまうので注意してください。
・ノミを見つけたら痒みの有無をチェック
ノミを発見した時点で、犬のお腹、首、太ももの内側などにさらにノミを発見したら、すでにノミに噛まれている可能性があります。
犬がしきりに体を掻いている場合には、強烈な痒みに襲われている可能性も高いですので、病院で薬剤を処方してもらいましょう。
我が家ではお腹や股の部分でノミが一番よく見られました。
暖かくて皮膚の薄い部位はやはり吸血しやすいからだと思います。
■ノミの寄生を防ぐには
ノミというのは一度駆除しても何度も寄生してきますので、完全に予防することはできません。
・寄生されても大丈夫!
ノミが寄生するのを完全にブロックすることはできません。
しかし、フロントラインなどの薬剤を使用しておけば、ノミがまんがいち体に寄生しても、すぐに駆除することができます。
ノミを体に寄せ付けないことはできませんので、寄生されたら即座に駆除できるように薬剤で予防をするということが重要なのです。
ノミは春や夏などの暖かい季節だけでなく、冬にも発生し寄生することはよく知られています。
もちろん春や夏に比べると冬のノミの発生数というのは少なくなるのですが、それでもノミがいなくなるわけではありません。
ノミを駆除すると同時に産卵をさせないというのは、ノミの大量発生を食い止めるうえでとても効果的です。
・お肌の乾燥の可能性も
我が家では冬になっても犬がいつまでも体をかきむしっていたので、まだノミがいるのか…?
と思っていました。
フロントラインをしているのにどうしてなのか疑問で、病院に連れて行くと、冬場特有のお肌の乾燥でした。
ノミによる皮膚炎以外にも、皮膚の炎症というのは起こりますので、事前に必ずチェックしておくようにしましょう。
乾燥しているのにノミ対策をしても改善されませんからね。
■まとめ
ノミに寄生されると、ひどいアレルギー症状によって、強烈な痒みを感じ肌から出血するまで掻きむしってしまうことがあります。
そうなると悪化した皮膚の治療も行わなければならないので、治療にはさらに長い時間がかかってしまいます。
そうならないようにするためにも、ノミ対策を怠らないようにしてください。