秋も深まりました。寒くなるとどうしても家に閉じこもりがちになりますから、お休みの日にはお弁当を持って出かけませんか？　山や野原でもいいし、遊園地でもいいですよ。お弁当を持って、というところがミソです。

お弁当は、必ずしも豪華なものにする必要はありません。梅干や焼き鮭のおむすびと漬物があれば十分。でも、それを竹の皮に包むんです。すごくかっこいいですよ～！

竹の皮は今は100円ショップでも小さなものを売っていますが、お結びを包むときはもっと大きなもののほうがいいですね。私は羊羹の箱を包んであるようなものをためておいて、10年で何枚かたまったので、それでお結びを包んで出かけたことがあります。

竹の皮に包まれたおむすびと卵焼きだけだったのに、みんなの前でお弁当を広げたとき、周りからいっせいに「かっこいい～～！」という声があがりました。ふふふ。手抜きのお弁当でも竹の皮に包めばステキに見えるんですねー。

　飲み物も、熱いお茶を水筒に入れて持っていきました。ペットボトルの方が軽くて便利かもしれませんが、熱いお茶が飲めるのも保温水筒ならではです。

おむすびを包むとき、竹の皮は必ず軽くぬらして拭いてから使ってくださいね。竹の皮を細く裂いて紐を作りますが、これもぬらしてから結んでください。乾いたまま使うと硬くて折れるんですが、ぬれているとやわらかくて包みやすくなります。