猫が大好きな「つめとぎ」を手作りしよう
猫はなぜつめとぎをするの?
猫にとってつめとぎは本能です。狩りをする習性をもつ猫は、つめとぎをして鋭い爪を出し、安全に動けるよう爪のメンテナンスをしています。また、つめとぎをすることでニオイをつけ縄張りを主張するなど、ストレス発散や気分転換にもなります。
寝床にもなるつめとぎ
写真の鎌田ゆめちゃんは、カーペットでつめをとぎ、つめとぎでは爪をとがず、ベッド代わりに使うことが多いそうです。つめとぎを使うかどうかは、個性によって違いますし、個体差がありますが、猫が存分につめとぎができるよう、好きなつめとぎを、好きな場所に置いておきたいですね。
市販されている爪とぎの素材には、段ボールや麻ひも、布、木などがあり、設置方法は置き型、立てかけるタイプ、タワー型があります。形もさまざまで、ハウスや寝床を兼ねたもの、ソファー型、猫型などもあります。
市販のつめとぎはインテリア性が高いオシャレなものが多く出回っていますが、基本構造はとてもシンプルです。そこで、愛猫のために、つめとぎを手作りしてみました。
下準備)
段ボールに定規をあてて、幅5cm(3cm~5cm位)に線を引き、厚紙用はさみやカッタ―を使ってカットします。高さが揃う細長い段ボールを、たくさん作ります。
大きめの段ボールの方が作りやすいです。
▲幅5cmにカットした段ボール
手づくりスタート
カットした段ボールを端から巻いて、柔らかくしておきます。
ガムテープ(またはビニールテープ)をカットして準備しておきます。
▲ガムテープを準備
芯になる部分は段ボールをきつく巻きます。ガムテープでつなげながら、大きな円形になるように、細長い段ボールをひたすら巻いていきます。
▲切り口はこんな感じです
猫は段ボールが好きです。宅配荷物の段ボール箱を解体して置いておくと、いつのまにか上に寝ています。製作中も、愛猫は段ボールが気になるようです。
▲段ボールをおもちゃにする蘭ちゃん
製作所要時間は90分、思ったより時間がかかってしまいました。単純作業なので、根気が必要です。
愛猫が気に入ってくれるように、またたびをふりかけてみました。まだ、つめをとぐ気配はありませんが、気になっている様子です。
▲完成した円形のつめとぎ
外側には柄入りの段ボールを使いましたが、好みの紙を貼って仕上げるのもいいですね。
外側に、幅が広い段ボールを何周か巻くと、すっぽり猫がまるくなってお休みできるハウスとしても使えます。
▲気に入ってくれたかな?
子どもと一緒に工作する気分で作るのも楽しいもの。手作りのつめとぎは、エコで安上がり、しかも飼い主の汗と愛情がたっぷりこもっています。いろいろアレンジして、愛猫が気に入るつめとぎを作ってあげましょう。