水換えだけじゃダメ!?カメの臭いを消す3つの方法をご紹介!
前回の記事では、カメの臭いが気になる原因、そして水換えをこまめに行う対策法を併せてご紹介しました。
夏の時期、カメの水はすぐに汚れてしまい、1匹でも強烈な臭いを放つときがあるでしょう。複数匹いればなおさらです。
ベビーの頃はそうでもありませんが、体が大きくなるにつれて臭いが強くなります。「水換えをしても部屋の臭いがなかなか消えない」という飼い主さんもいるはず。
そこで、今回は、水換えと同時に行いたい臭い対策についてご紹介します。
【カメの臭いを消す方法まとめ】
その1 換気を行う
その2 エサを換える
その3 カメ専用消臭剤を使う
その1 換気を行う
部屋の臭いが気になるときは、まず換気を行うことが大切です。
臭いは目に見えないごく小さな粒子が空気上に浮遊することで感じるものとされています。
つまり、カメの臭いを消すには「臭いの粒子」を外に追い出さなくてはなりません。
水換えを行ったあと、10~15分程度窓を開けて新鮮な空気を取り込むだけでも臭いは幾分か軽減されます。
理想的なのは窓を二箇所以上開けること。これにより空気が流れやすくなり、短時間でも臭いが消えやすくなります。
雨が続いて窓が開けられないときや、窓の数が少なくて換気が十分にできない場合は、空気清浄機の使用もおすすめです。
商品の機能にもよりますが、においを分解して除去してくれる効果が期待できます。中には、尿の主成分であるアンモニアに強い空気清浄機も存在します。
我が家では空気清浄機をカメの水槽付近に設置。より効果を感じやすくなります。
その2 エサを換える
カメが臭う原因の大半はエサや糞です。そのため、どんなエサを与えているのかでカメの臭いにも違いが出てきます。
例えば、鶏のササミやレバーなどの生エサを頻繁に与えていると、カメの糞が臭いやすくなります。しかも、生エサは水を汚しやすいため、食べ残しがあると衛生的にもあまり良くありません。基本はカメの配合飼料を与えるようにしましょう。
また、配合飼料にも水を汚しやすいもの、汚しにくいものの二種類があります。
カメが食べたときに粉々になるタイプのエサは水を汚しやすいです。一方、カメが食べたときに「カリッ」と音がするタイプのエサは水を汚しにくい傾向にあります。
見た目では判断しにくいですが、コメット「カメのごはん」やキョーリン「カメプロス」などは水を汚しにくいエサのため、我が家のカメさんの主食になっています。
その3 カメ専用消臭剤を使う
カメさんが好むエサが水を汚しやすく、「頻繁に水換えができない」という飼い主さんもいると思います。
カメの臭いを消す応急処置として役立つのが、カメ専用消臭剤。
カメの水に直接入れるタイプのものや、スプレーするだけのものなどさまざまです。
臭いの原因となるアンモニアを中和する効果が期待できます。
しかし、消臭剤はあくまでも一時的な方法と考えた方が良さそうです。劇的な効果があるわけではなく、数日に一度の水換えは必須となります。
また、カメ専用消臭剤の成分について安全性が立証されているわけではないため、多用している飼い主さんはあまり見かけません。
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今回はカメの臭いを消す方法をいくつかご紹介しました。
我が家ではこまめな水換えを基本として、換気やエサの工夫などで臭い対策を行っています。
カメ専用消臭剤の使用には若干抵抗があるため、アロマオイルを水で薄めたものを部屋の中にスプレーしています。コットンにアロマオイルを染み込ませて部屋の四隅に置くのもおすすめです。
カメさんの安全を第一に考えた上で臭い対策を行ってくださいね!