カメさんを安心して日光浴させるために!ベランダに脱出防止網を張ろう
以前、カメの脱走を予防する方法や脱走したときの対処法などをご紹介したことがあります。
室内での脱走ならまだよいのですが、室外で脱走してしまうと探すのが非常に困難です。
そのため、カメがよじ登れない高さのケースに入れること・岩が踏み台にならないようにすることが大切です。
普段は室内で飼育していても、日光浴の際は必ずベランダに出すことになります。
そんなとき、カメさんが脱走するのを防ぐため、“網”を張ることをおすすめします。
今回は、カメをベランダに出すときの脱出防止網についてご説明します。
【カメも飼い主さんも安心!ベランダに脱出防止網を張りましょう】
その1 カメの脱出・落下防止は絶対必要!
その2 脱出防止網は隙間のないように張る
その3 ケースや岩の高さに注意する
その1 カメの脱出・落下防止は絶対必要!
カメは脱出を試みる生き物ですから、室外に出すときの脱出・落下防止策は不可欠となります。特に、2階以上のベランダに出す場合、カメさんの落下事故の危険性が高まります。
命の危険もあるため、絶対に脱出できないような環境にしましょう。
我が家では、落下事故を恐れるあまり、これまでケースに岩を置かずに日光浴させていました。カメは体を乾燥させる必要がありますから、水をほとんど入れずに日光浴させたこともあります。
しかし、この方法ではカメが脱水症状を起こしてしまう可能性があります。
水浴びもできて甲羅干しもできる環境が、カメにとってはベストです。
脱出防止網を張る前のベランダはこうなっています。
小さいカメさんなら簡単に脱出できてしまいますし、大きいカメさんでも体を横にすればすり抜けられてしまいます。
そこで、カメさんを安心して日光浴させるために脱出防止網を張ることに決めました。
その2 脱出防止網は隙間のないように張る
ホームセンターなどで売っている動物よけネットを用意します。
隙間があったら元も子もないため、ベランダの手すりの幅に合ったサイズを選びましょう。
サイズによって、数百円から数千円のものまであります。
網目にビニール紐を通し、手すり上部に結びます。
同様に、網目に通したビニール紐を、今度は手すり下部に結びつけます。網がピンと張っている状態がベターです。カメが潜りこめないようにするには、結ぶ箇所は多ければ多いほど良いです。
これで、万が一カメさんがケースから出てしまったときでも、ベランダから脱出するリスクを減らすことができます。
その3 ケースや岩の高さに注意する
「網を張ったから大丈夫!」と思っても、念には念を入れた方が安心です。
カメの脱出防止方法の基本となる「ケースの高さ」や「岩の高さ」には変わらず注意しましょう。
今回、我が家では岩の代わりにレンガを用意しました。レンガも網と同じくホームセンターで買うことができます。一つ100円以下なので、岩を買うよりお手頃です。
早速カメさんを日光浴させてみましたが、喜んでいるように見えます。
また、カラスや害鳥、害獣などの多い地域では、カメのケースの上部にも網を張ることが理想的です。その場合、金網の方がより強度が高くて良いとされています。
カメさんにとって安心な環境は、飼い主さんにとっても安心です。想定できる危険をなるべく回避してあげることで楽しく共同生活を送っていきましょう!