実は動き回りたい生き物なのです!カメさんを家の中で遊ばせる3つの方法
前回はカメさんにとって最適な環境温度、そして室内の冷却アイテムをご紹介しました。
カメは暑さに弱い生き物ですから、夏の時期は直射日光の当たる場所に放置しておくことは絶対にやめましょう!
カメさんの死因で非常に多いのが熱中症です。
「5分くらい目を離しても大丈夫だよね」という考え方がカメの命を奪う可能性もあります。
飼い主さんが忙しいときは、無理に日光浴させる必要はありません。
とはいえ、カメさんもずっと狭い水槽の中では退屈してしまいます。
カメは意外と運動好きな生き物。
夏の日中、カメさんを家の中で思う存分遊ばせてあげませんか?
【カメには運動が必要!室内で遊ばせる3つの方法をご紹介】
その1 新聞紙の上を歩かせる
その2 ビニールプールで遊ばせる
その3 バスタブを利用する
その1 新聞紙の上を歩かせる
ストレス発散や肥満防止のために、カメさんを時々は水槽の外に出して歩かせてあげましょう。
特に、部屋のスペースの関係で水槽内に十分なスペースがない場合、カメが自由に動き回ることができず不満を募らせてしまう可能性があります。
猫ちゃんのように壁や柱で爪とぎをするカメはいないと思いますが、心配な方は養生しておいた方がよいかもしれません。
カメは床をズンズンと歩きますから、床のキズやフンの汚れなどを防ぐために、新聞紙を敷いた上を歩かせるのがおすすめです!
誤飲やケガの恐れがあるので、周辺に何も落ちていないことを確認することを忘れないでください。
その2 ビニールプールで遊ばせる
我が家ではショッピングセンターなどで売られている子ども用のビニールプールを、カメさん専用のビニールプールにしています。
本来は人間の子どもが入るものですから、ある程度場所を取るものと思ってください。
プールを空気入れで膨らませる前に、スペースを確保しておいた方が良いです。
水を入れすぎると捨てるときに大変ですから、アパートやマンションの2階以上に住んでいる方は排水場所までの経路を考えておきましょう。
恐らく、2人がかりで運ぶことになります。
甲羅20㎝以上のカメさんでも、十分に動き回ることができます。
はじめは慣れない環境に困惑していますが、徐々に慣れてくるようです。
落ち着かない様子が続くときは、無理をせず水槽に戻してあげましょう。
カメが外に出ないよう飼い主さんがきちんと監視しておきます。
その3 バスタブを利用する
著者はカメさんを定期的にバスタブで遊ばせてあげています。
カメさんも大切な家族。自分たちが使う浴槽ですが、あとで掃除をすれば特に問題はないでしょう。
実際、我が家ではカメをバスタブに入れたからといって、病気に感染した……ということは一度もありません。
大きいカメさんを泳がせるにはかなりの量の水を溜めないといけませんが、ベビーや10㎝超の小さいカメさんであればパシャパシャと泳ぎ回ることだって可能です。
カメさんをバスタブで遊ばせるときに注意したいポイントは4つ。
・カメを入れる前にバスタブをよく水洗いし、入浴剤をすすぎ落しておく
・バスタブの水温は24~29℃くらいに保つ
・複数のカメを入れるときは、ケンカしていないかこまめにチェックする
・小さいカメさんの場合、排水溝に気を付ける(栓をする)
また、個体によっては逆にストレスになることがあるため、長時間遊ばせるのは避けた方が無難です。
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今回は、室内で遊ばせる3つの方法をご紹介しました。
カメさんも人間の子どもと同じで、運動したり遊んだりしたいのです!
ストレスが溜まると、食欲がなくなったり水槽内で暴れたりすることも……。
カメさんが「楽しい!」と思えるような遊び場を作ってあげるのも、飼い主さんの重要な役目ですよ!