20161118-01

犬はとにかく何でも食べちゃう!万が一の時の対処法

犬というのは目の前にあるものを何でも口に入れようとします。
散歩中に落ちているゴミはもちろん、雑草など飼い主が気付かないうちに色々なものを食べてしまいます。

食べても問題のないものもあれば、身体に不調をきたすものまで様々です。
このような食べてはいけないものを食べてしまう、ということを誤飲と言います。
実は、犬の誤飲が最も多いのは0歳から1歳の子犬です。

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忙しい時期には誤飲も増える!年末は特に注意

犬というのはとにかく好奇心旺盛です。
人間の赤ちゃんととても良く似ています。
つまり、口の届く範囲のものであれば何でも口に運びますので、飲み込めるものは犬の届かないところに置くというのが鉄則です。

散歩中にはリードで行動を制限できるのですが、室内犬の場合には行動範囲も広くなるので誤飲が多くなります。
特にクリスマス、年末の大掃除など忙しくなる時期には、普段は落ちていないものが落ちていたり、犬への注意が行き届かなくなります。

大掃除で普段は部屋の隅に置いてあるホウ酸団子を飲み込んでしまう、というのもよくあるそうです。

犬が誤飲をした時にはすぐに病院へ連れて行く!

犬が誤飲をしたことが明確な場合にはすぐにでも病院に連れて行きましょう。
その時には、獣医さんに何を誤飲したのか、いつ頃誤飲したのか、ということをできるだけ細かく伝えられるようにしましょう。

誤飲したものが小さなものであれば数日でうんちと一緒に出てくるものです。
病院でもうんちと一緒に出てくるのを待つ経過観察だけで終わることもあります。
ただし、胃の出口というのはとても狭いので、例え小さなものであっても詰まってしまうこともありますので、獣医さんの判断に委ねましょう。

ちなみにモコは3歳の頃に画鋲を飲み込んでしまいました。
画鋲は先端が尖っているので内臓を傷つけてしまう可能性が高く、急いで内視鏡で取り出してもらいました。
その時には50,000円程度の費用がかかりました。

しかし、飲み込んだものが大きくて、喉に詰まって呼吸困難に陥っているような場合には、病院に連れて行く余裕もないでしょう。
そのような場合には自分で応急処置をしなければなりません。

慌てないで冷静な対応を!すぐできる誤飲の応急処置は?

誤飲をして呼吸困難になっている場合には、オロオロせずに一度落ち着いて行動をしてください。
まず、犬の身体をしっかりと固定して、動かないようにしてください。

そして犬の口の中をライトなどで照らし、舌を引き出しましょう。
引っかかっている異物が見えればピンセットなどで取り出します。

さらに奥で飲み込んだものが引っかかっている場合には、足の付根部分を持ち上げて逆さまの状態にします。
そして背中を叩いて異物を押し出してください。

この時、強く叩くのではなく、細かく何度も叩くようにしてください。
細かく何度も叩いて飲み込んだものを少しずつ押し出すイメージです。
強く叩くと犬も痛いですから注意してください。

ここで飲み込んだものを吐き出しても食道が酷く傷ついている可能性があるので、必ず獣医師に診てもらうようにしてください。

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モコが誤飲をした時にはとにかく慌てて病院に連れていきました。
画鋲のようなものは無理やり吐き出させると食道を傷つけることがあるので、即病院に連れて行って正解でした。
飲み込んだものによって対処法が異なるので、尖っているか、大きいか、小さいかなどで冷静に判断をしてください。
判断できないようなら、急いで病院に連れて行ってあげてくださいね。

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