フランスのわんにゃん事情

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『コレなしでは生きられない!?』の巻

こんにちは,ムラヤマです。10月26日からフランスは冬時間,日本との時差も8時間になりました。

さて8月に日本に行った時困ったことがありました。それは猫へのおみやげです。彼らが喜びそうなごはん!と思いつきスーパーやドラッグストアを数軒まわってみたのですが,どの猫ごはんも隠し味で魚が使われていることが多いのです。うちの3匹は魚味が苦手。特にプロスペールは昨年魚味ドライで泌尿器の病気をして以来「鶏肉とにんじんの煮込み」を主食にするように獣医に言われており,最終的に「鶏ささみ味チーズ添え」というドライをおみやげに選びました。

フランスのスーパーで売られている「猫ごはん」の主流は魚味ではなく肉味です。鶏肉,牛肉,羊肉などなど。鶏肉は更にチキン,アヒル,きじ,七面鳥などに分類されます。ドライは肉,魚にかかわらず共に野菜や塩分,カルシウムのドライが混ぜられています。レトルトタイプだと肉・魚に野菜(にんじん,グリンピース,じゃがいもなど)が一緒に煮込まれたものになります。においはやはりお醤油くさい。最近徐々に魚味も増え始め,たら,しゃけ,まぐろなどの缶詰やドライを見つけられるようになりました。ただ「かつお」はまだないようです。お国柄でしょうか?

スーパーに行くと猫のごはん,犬のごはんがそれぞれ5m近い長さ,2m以上ある5段棚にずらーっと並べられています。なかなか圧巻です。先日はワイン樽入り犬ドライごはんを発見!あれにはびっくりしました。銘柄は日本で見かけるブランドに加え,各スーパーチェーンのオリジナルという品揃えです。

実はこの1ヶ月,毎日のように覗いたインターネットのHPがあります。
それは「フェリックス」!

スクリーンメイトはもちろんゲームや壁紙,スクリーンセーバーをゲットしました。かわいい! 皆さんも覗いてみます?
日本でもお馴染みのブランド名を発見することでしょう。

www.mypetstop.co.uk (英語。犬,猫,魚,ハムスター,おうむ等の各ページあり)
www.purina.co.uk(英語。犬,猫各ページ)
www.catslikefelix.co.uk(英語。フェリックス専用ページ。下に出てくる国旗をクリックすると各国のフェリックスブランドページに移動します)

住まいのこと、ちょこっとリポート

床の話
フランスの家で床は玄関を入っても日本のように段差はありませんが,家人は家では室内履きに履き替え客人のみが土足で家にあがるという習慣のようです。

床の主流はタイル,モケットと呼ばれる床に貼り付ける厚手のフェルト状絨毯,ビニールプラスチック床の3種類です。フローリングは意外にもマイナー。ヴェルサイユ宮殿など古い建物ではVの字に組み込まれた木床を見つけることができますが,一般住居ではほとんど見ません。近年,イケア(北欧のインテリア企業)のフランス進出によりはめ込み式のフローリング床も買える様になりました。一昔前の流行はモケット。足音や椅子をひく音が小さいという利点があります。今でもご老人の住まいにはモケットが多いです。でも汚したり虫が付いた時に取り替えるのが大変という理由で動物を飼っていたり子供がいる家庭には好まれません。新築物件の人気はタイルです。物件の販売所に行くとあらゆるサイズ,色の床タイルの見本がかなりのスペースで並べられており,早期契約をすると自分の好きなタイルを選んで住まいを作ることができます。

一方,日曜大工と模様替えが大好きなフランス人にとって気楽に床を変えることができるのはビニールプラスチック床です。専門店に行くと巨大ロール状で売られておりメートル単位で購入することができます。部屋の大きさに合わせ隅々をカットし専用糊で接着するだけ。値段もタイルやモケットに比べ安く,素人でも楽しんで作業ができます。この他タイルには「トマット」というものがあります。これは古い家屋に見られる赤茶色の多角形タイルです。

中古物件不動産雑誌ではこれらの床タイプについて書かれていることが多く,フランス人にとっては「床」はかなり家選びで重要な位置を占めているようです。


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