フランスのわんにゃん事情

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第11回・・・「ムラヤマさんち危機一髪!の巻」の巻

こんにちは,ムラヤマです。
南仏は2月になった途端だいぶ春らしくなってきました。温かくなるとうずうずとガーデニングがしたくなります。私は昨日クリスマスローズを2鉢買いました。とってもうれしい!
第7回すまいのこと,ちょこっとリポートで我が家の給湯器の話を書きました。実はこの給湯器,昨年晩秋頃から水漏れを起こしていました。バケツを置いておくと「ぽとん,ぽとん」と一定のテンポで水が落ちる音が聞こえ「風流ねぇ」(本人,ししおどし気分)なんてほっぽりぱなし。ところが年が明けてからそのテンポがどうも速くなり始めました。ヒトの脈拍か呼吸数より早いテンポの音を聞くと不快になってくるのでしょうか?我慢できず水道屋さんに電話をし,見積もりのつもりで家に来てもらいました。「うわーっっ,大変だあっっ」とムッシュウは叫ぶなり「これは緊急事態です。見積もりどころではないのですぐに全て交換します!」と早口で言われても私は何が何だか・・・・。「爆発寸前ですよ。もし爆発したらどうするんですか。消防車呼んで,水漏れした家にすべて修理代を払って・・・」
・・・・・・・ぞーーーーーーーーーぉ。
そこまで聞いて血の気がなくなりました。桁数不明の数字やら水の中を泳いでいたシルベスター・スタローンやら頭の中を食器洗浄器の水圧のごとく暴れまくりました。
約2時間で交換が無事終了。写真のように新しい給湯器になりました。下の配管がまだきれいな銅でしょう?しかも交換したら熱いお湯が物凄い勢いで出るようになりシャワーもお台所も最高潮!大満足のムラヤマなのでした。

まずは一件落着ぅ!!(天から桜の花びらがはらはらはら)

ところで皆様のわんにゃんはお客様が来るとどんな反応をしますか?
私はわんちゃんがいるおうちに行くとうれしいことにほぼ100%熱烈大歓迎を受けます。玄関に入るなりいきなり私の目の前でごろーんと仰向けになってくねくね。このかわいい挨拶は心線に触れますね。優しい気持になれます。
1999年英国北部に住む友人宅を訪れた時はなんとわんちゃん(オスカーくん)が大喜びしすぎておならしちゃいました。突然なんともいえない臭いが漂い,それに気づくなり友人のマムがクラシックな香水瓶をどこからか持ってきて「ソーリー,ソーリー」と言いながらプシュプシュ香水を振りまいていたことはかなり印象的な思い出。その後友人からの手紙には必ず最後に「オスカー,ぷー」と書いてあります。
我が家の猫はプロスペエルとレアは客人があると大喜び。初対面なのにレアはいきなり膝の上に乗ってしまったりプロスペエルはお客様のバッグの中に入り込んでしまったり。給湯器の工事でも二人いらっしゃったのですが,プロスペエルとレアはいろいろな機材にびっくりするどころかおしゃべりに行ったり工事を覗き込んだり大騒ぎでした。こんな猫にもお二人とも迷惑顔ひとつせず仕事の合間にそっと優しくなでたり話しかけたりする光景もフランスならではかなあ・・・とも遠目に眺めて思ったりもしました。

さて我が家の3匹の私的HPのアドレスが変わりました。
www.geocities.jp/prosperineslea/
です。お暇な時にご笑覧ください。

住まいのこと、ちょこっとリポート
「パン」の話
ヨーロッパでフランス人の典型をイメージすると「ベレー帽と素手で掴んだ長いバゲット」なのだそうです。長いバゲットはフランス人の主食と言っても過言ではありません。値段も政府が上限を決めているそうで長さ60cmくらいのバゲットはどんなに高くても100円未満で買うことができます。お昼前のパン屋さんはどこも行列。バゲットは手が当たるあたりに紙をくるっと巻いて渡されます。(日本のように保存ビニール袋はついてきません)
「クロワッサンとカフェオレ」というのもフランスの朝食のイメージで日本では有名ですがこれはちょっと現実とは違います。一般家庭の朝食は前日に残った硬いバゲットにジャムとバターをたっぷりつけ,それをカフェオレかココアにどぶっとつけ,やわらかくして食べます。目の当たりに見るとかなり強烈です。実際まねをして食べると塩気の強いバゲットと甘いジャムやカフェにバターの味が口の中に一挙に広がり,しかも油の浮いたカフェ・オ・レ(またはココア)を食べ終わった直後に一息に飲みます。
パン・オ・ショコラやクロワッサン,ブリオッシュ(総称ヴィエノワズリィ)はフランスのパン屋さんではバゲット同様気軽に買えます。夕方4時半頃になると幼稚園や小学校に子供を迎えにいくママン達の手に油がうっすらにじんだパン屋さんの小さな紙袋を見つけることがよくあります。

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